牧正興

メンバー紹介

Seikou Maki

  • will顧問
  • 臨床心理士
  • 久留米大学教授(人間健康学部総合子ども学科)
  • 一貫して保育者養成に携わり、保育園理事長・幼稚園園長代理も務めた
  • 専門は「発達臨床心理学」「大脳生理学」「子ども学」

福岡女学院大学大学院の教え子である中山さんが、willを立ち上げようと構想を練っている時に、私のところへ相談に来てくれたことが顧問となったきっかけです。私も将来的には保育者や園の支援をしたいと考えていましたので、まさに同じことをやろうとする彼女の思いに共感し、喜んで活動に協力することにしました。

私は長年、心理学をベースにしながらも保育者養成の仕事に携わり、保育園や幼稚園の運営も経験してきた中で、多くの園や保育者の姿を見てきました。その経験の中で強く感じたのは、保育者や園全体の質向上の必要性です。

例えば、多くの園には、保育者を育てる仕組みがありません。企業では教育係やメンター(公私ともにサポートする先輩)を組織に置いて、新入社員を育てる仕組みをつくっていますが、そういった取り組みをしている園は少ないと思います。もちろん公的、種々協会レベルの全般的な研修会等は開催されていますが、園独自の育成の仕組みがない職場に就いた保育者たちは、十分な教育や研修を受けることなく現場に入るため、自分の持っている知識や経験のみを頼りに保育に関わらなければなりません。

保育者を育てる仕組みがないまま、保育の質を向上させることは非常に難しいことです。保育者や園全体の質を上げていくためにも、今後は育成や働きやすさをマネジメントとしていく必要があるでしょう。

理事長や園長・主任などのマネジメントチームには、保育者育成や園組織改善の必要性をご理解いただき、園のあり方を今一度見つめなおしていただけたらと思います。日々の保育に対応することで精一杯になっているご苦労があることは、私もよくわかります。その意味でも、育成や働きやすい組織づくりは、園だけで解決することが難しい課題です。

子どもたちの健やかな成長のために、まずは専門家と協力しながら保育者や園組織の質を上げていき、保育者がやりがいを感じながら保育できる環境を作っていきませんか?ぜひ気軽にご相談ください。

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